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インド占星術の雑記帳。 「インド占星塾」の掲示板に棲息していた占星術家の、素人目線の研究結果です。学習の参考にご利用ください。

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ムリチュバーギャ、その2。確率は15分の1

ムリチュバーギャとは、「致命的度数」と呼ばれている場所です。
各星座に1箇所ずつあって、ここから1度以内のところに惑星があると、
その惑星が健康面で悪影響を及ぼす可能性があります。

度数でアスペクトする西洋占星術を勉強してから
インド占星術に来た人は、ムリチュバーギャってすごく気になるみたい。

でも、インド占星術はハウス同士のアスペクトを重視するから、
度数に注目しているムリチュバーギャって技法は、
どちらかというとマイナーな技法に属すると思うの。
度数だけなら、そんなに心配しなくても大丈夫なのよ。


あと、確率について考えてみました。
一つの星座が30度あって、プラマイ1度の範囲(=2度分)だから、
単純計算すると、15人に一人の確率でムリチュバーギャは出現します。
インド占星術は惑星9つとラグナを使うから、
どれかがムリチュバーギャになってる確率は、けっこう高い(細かい計算はニガテ)。

ということは、

ムリチューっても、そんなに致命的ってわけじゃないらしい。

関連記事:
ムリチュバーギャ、その1
ムリチュバーギャ、その3。合わせ技一本
ムリチュバーギャ、その4。インド占星術の怖いやつら
ムリチュバーギャ、その5。コンジャンクトしてる惑星
ムリチュバーガ、その6。バーガだったのね
日木流奈さんのホロスコープ

| 西洋占星術との比較 | 23:03 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

10個あるわけでしょ。
だから 単純に惑星が逆行も留も無く、各惑星が1年1周という仮定なら
全く持ってない人の確率は
(14/15)^10=0.5016118252560146となるのね。だから 少なくともひとつ持ってるというのは 二人に一人となる。 :)
意外と多いものでしょ。ただ仮定が非現実的だからもっと複雑な計算になるな。それでも、各惑星ごとの持ってない人の確率を掛けあわせて 1から引くのは変わらないので、想像より多くなると考えていいと思うわ。

| 通りすがり1号 | 2013/11/09 02:48 | URL |

へえ!

2人に1人はムリチュ無しなんですか。
感覚的にはもう少し多いくらいかと思ってました。

数学が苦手な私にはとても参考になります。
貴重な数値、ありがとうございました。

もし計算してもらえるなら、興味があることなんだけど、
ケーマドルマ・ヨーガになる確率って、数学的にはどれくらいになるかわかりますか。
http://ucha.blog19.fc2.com/blog-entry-421.html

| うちゃ | 2013/11/11 00:16 | URL | ≫ EDIT

5つの惑星が残り9星座にあるということだよね? これも単純な仮定(上のもの)で計算するなら
(9/12)^5 = 0.237...
かな。10人に2.4人。ただし単純な仮定だから。実際は、惑星集中の時期とかあるし、この数字より変動幅が大きそうだけどね。つまり、学年ごとにか変化があるかもね。

期間を区切って確率を出すならば、もっと正確には出ると思うよ。

各惑星ごとに 無理チュではない日の総日数/期間の日数ですればいいですから。
それをすべて掛けあわせたものを1から引けばいい。2000年生まれの人を対象なら2000年の間に各惑星ごとに、無理チュの時期を調べてみて計算するの。

| 通りすがり1号 | 2013/11/11 05:58 | URL | ≫ EDIT

コンジャンクトもですー

コンジャンクトしてる場合も含まれるから、
(10/12)^5=?
ってことで再計算してもらえませんか。

私は数学がわからなくて、
^っていうマークも、(^^)でしか使ったことないorz

でも、4人に1人って統計を出したHALさん、だいたい合ってたんだね。

| うちゃ | 2013/11/11 23:09 | URL | ≫ EDIT

大体それで 0.4 くらいかな。 外惑星の動きが限定されるからこの数字より前後するのは想像できる。

| 通りすがり1号 | 2013/11/14 11:31 | URL |

Re:

けっこう多いのね。
でも、惑星って同速度でぐるぐる回ってるだけだから、
外惑星があっても確率は変わらないのではないの?
変わるもの?

| うちゃ | 2013/11/15 00:03 | URL | ≫ EDIT

地球から見える惑星の動きが留のときはおそくなるし、同じ度数に滞在する期間は当然長くなるし、動きの早い時期に遭遇する度数なら滞在期間が短くなる。おまけに逆行があるでしょ。だから単純に書けないところがある。
単純に計算しやすいのは、それがないものつまり、太陽・月・アセンダント・ラーフ・ケートゥとなるんじゃないかな。それ以外は多かれ少なかれ複雑になる。内惑星にしても同じ星座に滞在する期間は均等じゃないしね。だから、正確な計算はかなり面倒だと思うかな。

| 通りすがり1号 | 2013/11/15 00:48 | URL |

Re:

そう単純じゃないんですね。
ちなみにラグナが変わるスピードも星座ごとにちょっと変わってくるし、
ラーフとケートゥは順行することがあります。

難しいってことだけ理解できましたv-14

| うちゃ | 2013/11/17 22:37 | URL | ≫ EDIT















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