2008.11.08 Sat
ダシャー解釈の「不可解な例外」
鑑定屋さんも、小室哲哉のホロスコープを検証しています。
ベーシックな鑑定で、読んでて勉強になります。
ただ、最後の1行、未来予測のとこがはずれてしまったようです。
>2008年2月末からは土星-金星に移るため、状況は好転すると思われる。
芸術の惑星である金星。
生来的吉星だし、1室を支配してヨーガカラーラカだから、
土星の低迷運気を好転させてくれるって判定したのでしょう。
しかしこの土星-金星期、ラオ先生のオリジナル特別ルールが2つ当てはまって、
事態好転に立ちはだかります。
土星-金星期は、土星-土星期のような時期になります。
鑑定屋さんは、マハーダシャーの土星期は運気が悪いと見立てた上で、
アンタルダシャーの金星が運気回復してくれるかも、って読み取ったんだけど、
実際は、その運気低下の元凶である土星がフルパワーを発揮するのが
土星-金星期なのです。
2つ目。
ラオ先生の「運命と時輪」の、ヴィムショッタリ・ダシャー解釈の第6原則。
凶星のマハーダシャーの時期に、
それとからんでいないヨーガ・カーラカのアンタルダシャーがくることは
非常に悪いことです。(これは不可解な例外です)
(「ラオ先生のインド占星術、運命と時輪」上巻より)
これ、すごーーーーく良く当たる、「不可解な例外」原則です。
金星は、1室の支配星だからヨーガカーラカ。土星とはからんでいません。
ヨーガカーラカなんだから、6室の支配星ってとこをさっぴいても、
幸運な時期になりそうだと鑑定屋さんは読んだのでしょう。
私も、ラオ先生の原則を読んでなかったらそう読んでたかもしれない。
ラオすげー。
なお、、、
占星術ってのは、事件が起きた後から解説するのは楽で、
事前の予測するのはその100倍難しく、100倍勇気がいります。
この記事は、事件が発覚した後に書いてるから楽、気楽なもん。
たとえ予測がはずれて逆の結果が出ちゃったとしても、
自分なりの見立てを発表した秀吉さん(鑑定屋さん)にリスペクトです。
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| 鑑定例 | 11:15 | comments:21 | trackbacks:0 | TOP↑
不可解な例外
うちゃさん、こんにちわ。
『不可解な例外』について、うかがってもいいですか?
『凶星のマハーダシャーの時期に、それとからんでいないヨーガ・カーラカのアンタルダシャーがくることは非常に悪いこと』とありますが、この場合、マハーダシャーとなる凶星には、ラーフやケートゥは含まれるんですか?
ラーフやケートゥって、在住する室やコンジャンクトする星によって吉凶が根本から変わるイメージがあるので…。
やっぱり、基本的には凶星ですかね?
インド占星術については初心者なもので、馬鹿な質問していたらごめんなさい。
| リオ | 2008/11/12 01:48 | URL |