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うちゃのブログ

インド占星術の雑記帳。 「インド占星塾」の掲示板に棲息していた占星術家の、素人目線の研究結果です。学習の参考にご利用ください。

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誤訳じゃないかな

今晩から、木星が逆行します。
木星は占星術とか伝統の惑星だから
占星術でハテナ?って思うようなことが起きたり、
伝統的な視点からいうと理解に苦しむことが起きやすくなる・・・かも。
  (↑あいかわらず、語尾に自信なし。)


日付が変わって5月10日付けで初版第1刷が発行される本があります。

「インド占星術で識る英知」

「識る」と書いて「しる」と読む、なかなか凝ったタイトルの本が出ました。

しかーーし、 インド占星術について知りたいなら、
この本、カッテハイケナイ
もう本屋には出回ってるけど、木星逆行直後に発行しただけあってか、
これ、インド占星術とはまったく関係ない本です。
ダシャ-も、ラーフも、四角いホロスコープも出てきません。


著者は、チベット仏教を信仰する北米の西洋占星術家。
原書のタイトルは、「Chart Interpretation from a Buddhist Perspective」
直訳すると、「仏教的見地に基づいたホロスコープの読み取り方」。
西洋占星術の基礎的技法とチベット占星術の思想をざっと紹介してる本なんだけど
なぜか邦題にインド占星術が登場するという、複雑な家系。

「インド占星術」って単語が出てくるのは、本文中に1ページしか見当たらなくて、
そこもJyotishジョーティシュ(=俗に言う「インド占星術」)について
語ってるわけではないっぽい。
たぶん、Astrology in India、「インドでの占星術(の一般的な扱われ方)」を
占星術にくわしくない翻訳者が「インド占星術」と誤解・誤訳しちゃったような気がする。
ちなみに、これは「葦の会」という翻訳グループのメンバー3人で翻訳した本なんだけど、
プロフィールを見ると3人とも占星術には詳しくなさそう。

たしかに、
チベット亡命政府はインドにあるけどさ、
お釈迦様はインドで生まれてるけどさ、
じゃあタイトルはインド占星術でいこう、って発想は、なんか違ってないか???

って思って、確認のために出版社に質問のメールを送ったんだけど、
まだ返答がありません。


西洋占星術の技法は、教科書的に「基礎+実例(お釈迦様)」で書かれてるけど、
専門的すぎると判断された内容は、翻訳本にする際にざっくりカットしたそうです。
占星術書とは最初から考えないで、
欧米人がチベットにふれて思ったことを書いた宗教書、として読むなら
読んでみて時間の無駄とは思いませんでした。

参考記事:
カッテハイケナイ1
カッテハイケナイ2

| 書評 | 19:38 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

買っちまったでねーかよ

このページみて、「うちゃさん、ありがとー!」と叫んで、いそいでアマゾンを開いて、、、
「発送準備に入ったのでキャンセルできません。」ですと。。。ちぇ。。。

| PlusG | 2008/05/09 20:04 | URL |

遅かったか・・・

手遅れでしたか。
そうなる前にブログで紹介しようかとも思ったんだけどね。

訳者あとがきを読んだら、メインの翻訳者が
この仕事をやり残したまま他界されて、
部下2人が仕事を引き継いで完成させたみたいなことが
書いてあったのね。
誤訳の可能性を指摘するからには
その前に礼を尽くしたほうがいいかなって思って、
出版社に説明を求めるメールを送って
1週間返事待ったら、今日になっちゃった。

| うちゃ | 2008/05/10 00:00 | URL | ≫ EDIT

あまぞん

>PlusGさん

カスタマーセンターにメールして、受け取り拒否すれば返却できますよ。
似たようなことがあって、問い合わせたら、そういう方法を指示されたことがあります。

>うちゃさん
そりゃ誠意のない出版社ですね。
ラーフ&ケートゥが移動したのと関係…ないか(笑)
コキントウ訪日と同じタイミングで移動しましたねぇ。

| ろまー | 2008/05/10 02:42 | URL | ≫ EDIT

No title

誤訳というより、売るためにわざとそんなタイトルつけた可能性ってないですかね?単なる占星術じゃなくて、「インド~」ってつけた方が差別化できますしね。

| ちゃーと | 2008/05/10 10:35 | URL |

うちゃさん、ろまーさんありがとうございます。

カスタマーセンターにメールをしてみました。

もしあれだったら、西洋占星術をほとんどが知らないので、これを機会に基礎知識を仕入れようかな。。。

ですが、翻訳という仕事からしたら、それはいかがなもんかという気しますし、インド占星術の普及ということからは別物にそういう名前をつけるのはマイナスなので、読んだあと私も出版社に言ってみようかな。

| PlusG | 2008/05/10 10:39 | URL |

誤訳と誤命名

私が誤訳だと考えてるのは、本文です。具体的には、93ページに

「ゴータマの人生と出生図の関係から、インド占星術を概観してみよう。・・・(中略)・・・インド占星術は、身体と心に目を向けるもので、行動と意識がおよぼしあう動的な影響についての理解を促進する。占星術はそのような影響力の一つである。」

って書いてあって、「インド占星術」って出てくるのは、ここだけ。
ページをめくると西洋占星術のホロスコープ。
2文目は、チベット仏教(かチベット占星術)の思想で、
インド占星術(ジョーティシュ)の話じゃない、と思う。
だから、ここは翻訳者の単語選択のミス、誤訳かなって。

タイトルを決めた人は、おそらく著者や翻訳者とは別人で、
売れ線を探してって93ページに着目したんだと思う。
著者には了承を取ってるだろうから、
全員、インド占星術についてまったく知識がなかった、
     ってこと?  それはそれで悲しい。

| うちゃ | 2008/05/10 21:13 | URL | ≫ EDIT

出版社、著者、翻訳者

本文を引用したからには、きちんと紹介しないと(汗)。

「インド占星術で識る英知」
心交社
ジャンパ・シャネマン&じゃん・V・エンジェル著
堀たほ子監訳、北澤恵・高山遼訳
1200円

| うちゃ | 2008/05/10 21:18 | URL | ≫ EDIT

西洋占星術の内容です。きっと、インド~とタイトルをつけると売れると思ってわざとこういう書名にしたと思います。一種の詐欺ですね。買うに値しません。

| はてな | 2010/03/12 02:16 | URL |

Re:

所感、ありがとうございます。

| うちゃ | 2010/03/15 23:49 | URL | ≫ EDIT















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