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うちゃのブログ

インド占星術の雑記帳。 「インド占星塾」の掲示板に棲息していた占星術家の、素人目線の研究結果です。学習の参考にご利用ください。

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土星の高揚/減衰と性格

土星が高揚したときの性格は何だろう?
逆に、土星が減衰したときの性格は何だろう?

こういうことを考えるとき、注意しないといけないことがいくつかある。

1.社会学的な考察が必要

土星の高揚/減衰は2年以上続きます。
へたすると、1学年全員が土星高揚だったり土星減衰だったりする。
だから、「個人の性格」に目を向けてたらだめで、
「世代の傾向」として、社会学的に考察することが必要となってくる。

ここが、月や水星の高揚/減衰を研究するときとの大きな違い。

2.単純な強さ・弱さとは分けて考える

土星が高揚してることと、単純に土星が強いことって、イコールじゃないのよね。
「高揚」をテーマに考えるなら、「ムーラトリコーナ」と「定座」は別枠で考えないといけない。
だってさ、「土星が定座&ムーラトリコーナ」の世代と、「土星が高揚」の世代は、まったく別だもん。
さらに「ヴァルゴッタマ」「ラージャヨーガカーラカ」とか混ぜてきた日にゃぁ、途中から絶対わけわかんなくなる。


3.土星の象意がヒント

土星について考えるんだから、「頑固さ」「遅さ」「重さ」みたいなものがテーマになってくるはず。
でもこれを、単純に「頑固だね」「遅いよね」でくくってしまうと、例外がバンバン目についてくる。
どう頑固なのか、どんなときに頑固になるのか、どういう理由で頑固になってるのか、
そんなところを考察してくのが大事で、これでやっと本質的なところが見えてきます。

4.例外の適用

ここまできて、「土星の減衰ってこうだよね、高揚ってこうだよね」ってのが見えてきたら、
ようやく、「でもこの人の場合は、これがあるから単純な話じゃないよね」って検討に進みます。
定義がはっきりする前に例外の理由を探しても、研究はプロジェクトとして進んでいかないと思うの。
だから個人の考察は後回し、社会的考察にできるだけ時間をかける。
あれ、1に戻った。ごめん。

関連記事
土星の最低星位
土星の減衰、その2。頑固ではない

| 惑星研究・火土 | 21:50 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re:

支配星を考え出すとさらに研究テーマが広がっていくし、
天王星を含めるとさらに研究テーマが広がっていく。
研究するときは、一つのテーマをずれずにぶれずに深く考察していくことが大事です。

天王星を使う人と使わない人は、
きっとそれぞれの感性があるんだろうね。

| うちゃ | 2021/12/16 20:57 | URL | ≫ EDIT

ハウスを度外視して、
「チャートに高揚/減衰した土星があるという事実が
その人の人生にどう影響するのか?」
を考えるということでしょうか。

2年半じゃ、世代というには少し狭いですね。

学校の先生とかなら
「一昨年と去年は何か、○○な生徒が多かったな」
なんて実感持てるのかな?

| magi | 2021/12/16 21:44 | URL |

1988~89年高校卒業の土星減衰世代に共通のトピックといえば、「共通一次から大学入試センター試験」に制度が変わったことでしょうか。

今までの受験対策が通用しないぞー、と先生にはっぱをかけられて「そんなこと言われても」と思った記憶があります。
変化への向き合い方はそれぞれだけど、対応しないと仕方なかった世代。
就職した年か翌年に事務用PCが1人1台与えられて、有無を言わさずさあ使え、と。WordもExcelもとりあえず触って覚えた世代でもあります。今の1人1台PCスタイルの最初の世代かも。

| ichi | 2021/12/17 08:27 | URL | ≫ EDIT

インド占星術は勉強中のひとです
そういうことでしたらこの一覧が役に立ちそうな気が
ttp://iup.2ch-library.com/i/i021669122115874211212.png
うpろだに手持ちの画像(どこかで拾った)をあげてみました
うまく見えるとよいのですが

これに土星減衰なり高揚なりムーラなり本来なりを
書き込めばいいんじゃないですかね

| せいようのひと | 2021/12/18 03:40 | URL | ≫ EDIT

昔k@40代だったシマエナガです(久々コメント書こうと思うとハンドルネーム忘れていて違う名前で書き込むことが過去数回あり…)
皆さん同様土星減衰世代です

また、大昔は教師でしたので世代間の空気みたいなものはあると断言します
不思議と学校が違っても共通する特徴(空気)があって、この学年の子達は素直だよなー不思議だよなーみたいな話を違う学校の先生とした記憶があります
当時はインド占星術を知らなかったのでデータを取らずにいましたが、記憶上一番大変だった学年のチャートを出してみたらラーフと土星がコンジャンクションしていた世代でした
特徴としては、組織・集団・権威といったものを大きな圧力と感じて反抗しぶち壊そうとする。下手すると暴力等反社紛いのことをして暴れようとする(勿論全員が全員そうではないです。その代の方すみません)

土星は組織や社会との関係性を表していると感じるのですが
ichiさんが仰る「世の中を斜に見ている」という感覚、大変よくわかります。
皆が追いかける流行にはあまり飛びつかないし組織とどこか距離を置いて、自分は自分というスタンスを持っている。
私たちの世代は「しらけ世代」と言われまして、みんなで力を合わせて何かを一生懸命やるみたいなことが「カッコ悪い」「ダサイ」とされた世代です。
ただ、全否定しているわけではなくて、そういうことに憧れを抱きつつ照れくさい感じで素直になれない世代でした。

先ほどの「土星ラーフコンジャンクト」と比べると、減衰世代は「斜に構えて醒めた目で社会を見ている」のですが、社会(集団)の中に入りつつそれとつかず離れずなスタンスを取るという感じなのかなと思います
特に我々の世代は獅子座から木星が9番目のアスペクトをかけている世代ですので、社会に対しての信頼感・肯定感が残っているのかもしれません。
(先述の「土星ラーフコンジャンクト世代」は、木星の位置が土星から12番目)

ちなみに生徒間の空気ですが、「土星ラーフコンジャンクト世代」の後は一気に素直でピュアな空気になりました(ちょっと子供っぽいピュアさ)。土星の在住が乙女座だからでしょうか?
次の土星高揚世代を見ることなく病気になって休職してしまったのが残念なのですが、同僚からは「非常に立派な子供たち」だと聞いたのを覚えています
しっかりしていてモラルも高く、人として立派な学年だったらしいです

個人的に土星高揚の人というのは、社会に対して同調する力が非常に高いと感じます。社会の価値観が自分の価値観であり、自分の価値観が社会と同じ価値観だと信じて疑わない感じ…といったらいいのかな
(鑑定してないので、あくまで私が見た範囲内での印象になりますが)
これが強く出すぎると、自分の価値観が社会的にも正義だと信じて周りに押しつけるという同調圧力が強い行動に出る場合がある(でも実際は「それあなたのマイルールですよね?」ってことも多い)
社会=自分ということに疑いを持ってない感じと言ったらいいのでしょうか
そこが減衰と違うところかなという気がします
そう言えば安倍総理の世代が土星高揚木星高揚だと何かで見ました。公明公正な感じがまさしくそれっぽいなと思います

| シマエナガ | 2021/12/18 14:15 | URL |

土星減衰の影響かなとは思いますが、私自身が「○○するべき」などの「べき」が嫌いでして。
現在の上司二人の口から「べき」は聞いたことがありません。1度もないから気遣いではないはず。

私が「べき」や「当然」が好きだったなと覚えている職場の方々の多くは年代的に土星が定座で、シマエナガさんの仰る
>「でも実際は「それあなたのマイルールですよね?」ってことも多い」
この局面が多かったように感じます。マイルールを疑わず、更に管理職なので始末に困る。(あ、悪口?)
「自分を疑っていない人は楽でいいなあ」と内心思っています。これは皮肉ではなく、内省が習慣化しているこっちからすると本当に楽そうに見える。きっと見えるだけなんでしょうけど。

念のため書きますが、土星減衰が内省を呼ぶのではなく、内省は私が8室月在住のケマにMaSa攻持ちという配置の影響と思います。
(ストレングスファインダーというツールで分析した結果、内省や分析傾向はかなり高めでした。)

| ichi | 2021/12/19 14:11 | URL | ≫ EDIT

Re:

magiさん、
そういうことです。
「土星が高揚してるから・・・」って言う人がたまにいるから、
じゃあそもそも、土星が高揚するとどうなるの?
って切り口の考察をしてみたのが、この記事です。

せいようのひとさん、
すみません、現在読めなくなっています。

シマエナガさん、
めっちゃ貴重な、体験談に基づいた考察、ありがとうございます。
私の感じていることと、だいぶ近いものがあります。

ichiさん、
そういう社会的な背景からすると、
頑固じゃやってられない、柔軟に対応せざるを得ない世代ってことなのかもね。

社会で当たり前だと思われている価値観を、自分の価値観として取り入れるかどうか、
そんな傾向が土星から読み取れるのかもしれないな。まだ検討中だけど。

| うちゃ | 2021/12/19 21:28 | URL | ≫ EDIT

自分は土星が蠍座世代ですが自前のラーシチャートでは土星が天秤座へ逆行しています

木星は水瓶座に住んでちょうど天秤座にアスペクトできるので

最近になり自分の2室(乙女座ラグナです)がダブルトランジットだったことに気がつきました

逆行なので土星は余計に凶意が強めであり
潜在的に高揚する土星のダブルトランジットであってもあまり生産的ではないな・・・という感じです
(自分は特に火星も蠍座へ逆行して機能的凶星の定座となっていて
今は昔ほどではないですがイライラをため込みやすい方ですね)

ナヴァムシャでは土星がしっかり天秤座に位置し
ラグナに住む木星がまたアスペクトしてくれています

自分はナヴァムシャが双子座ラグナで
この5室の天秤座が強いので
毎日毎日ジョーティッシュを懲りずに食い散らかしているようです

| アヤスケ | 2021/12/24 09:43 | URL | ≫ EDIT

Re:

その読み方でだいたい合ってると思います。

一点だけ、ダブルトランジットという言葉について修正あります。
ネータル(固定された出生図)とトランジット(現在進行形の惑星配置)は、別物と考えてください。

トランジットの読み方で、「t土星とt木星が一番重要だよ」というラオ先生の提唱する考え方をベースに、
この2つがアスペクトする星座をあえて「ダブルトランジット」と呼んでます。
でも出生図の場合、n土星とn木星を特に強調して読むやり方はそんなに一般的ではなくて、
単に「2つの惑星がアスペクトしてる星座」ってだけです。
それをあえてダブルトランジットとは呼ばないし、そういう目線で考える必要もあんまないんじゃないかと思う。

アヤスケさんのホロスコープで具体的にいうと、
双子座ラグナや乙女座ラグナの場合、木星がアスペクトしても保護力がそんなに強くないから、土星+木星コンボは少しぼやっとした影響力になります。
とはいえ、生来的吉星と機能的吉星のコンビってのは良いねぇ。

| うちゃ | 2021/12/26 21:19 | URL | ≫ EDIT

なるほど

これはまた勉強になりました
ダブル・トランジットはリアルタイムのみ有効と考えるとして
プラシュナには有意な所見となって働くとすべき解釈であると憶えておきます


>少しぼやっとした影響力

そうですねぇ・・・
「ダメなもんはそもそもダメなんだよなぁ」という前向きに後ろ向きな生き方が肌感覚になってきてますね

双子座ラグナは最もキツい8室の凶意と最も嬉しい9室の吉意がせめぎ合うようで
たまに頭の中の闇夜のハイウェイを悪意全快で突っ走る妄想族になっちゃったりしてますね(笑)


木星様様ですね(;´∀`)

| アヤスケ | 2021/12/26 21:47 | URL | ≫ EDIT

ttps://imgur.com/a/JWJP2uc
たまにしかここにこれなくてごめんなさい
これでみえるといいのですが

生まれ年とか著名人とか
22歳時の失業率とかわかりやすい表です
世代の特徴議論には必須だとおもっています

| 以前ここに書き込んだひと | 2022/06/23 16:58 | URL |

周りに学校関係者が多いので、シマエナガさんのいう、学年ごとにカラーが違うという話はよく聞きます。

たぶんシマエナガさんが教えたSa&Ra同居世代は、ぷーからみると少し先輩にあたるのですが、なんかあの世代は信用ならん、という気が学生時代していました。
理由はよくわからないけど、Saが乙女座世代の真面目さからはうるさすぎるとか、なんかあるのかなあ…

ちなみにこの世代の40歳になってもチャラかった男がいますが、
「お前の口説き文句が信用ならねーよ、だいたい口説き文句以外も薄っぺらくてうさんくせえよ」
でした。さすがSa&Ra@2H(ウソつき)。

| ぷー | 2022/06/23 20:27 | URL |

Re:

世代研究には面白い画像、ありがとうございます。
年代ごとの有名人に製作者の偏りを感じるけど、いい資料ですね。

| うちゃ | 2022/06/25 23:49 | URL | ≫ EDIT















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