2021.12.15 Wed
土星の高揚/減衰と性格
逆に、土星が減衰したときの性格は何だろう?
こういうことを考えるとき、注意しないといけないことがいくつかある。
1.社会学的な考察が必要
土星の高揚/減衰は2年以上続きます。
へたすると、1学年全員が土星高揚だったり土星減衰だったりする。
だから、「個人の性格」に目を向けてたらだめで、
「世代の傾向」として、社会学的に考察することが必要となってくる。
ここが、月や水星の高揚/減衰を研究するときとの大きな違い。
2.単純な強さ・弱さとは分けて考える
土星が高揚してることと、単純に土星が強いことって、イコールじゃないのよね。
「高揚」をテーマに考えるなら、「ムーラトリコーナ」と「定座」は別枠で考えないといけない。
だってさ、「土星が定座&ムーラトリコーナ」の世代と、「土星が高揚」の世代は、まったく別だもん。
さらに「ヴァルゴッタマ」「ラージャヨーガカーラカ」とか混ぜてきた日にゃぁ、途中から絶対わけわかんなくなる。
土星について考えるんだから、「頑固さ」「遅さ」「重さ」みたいなものがテーマになってくるはず。
でもこれを、単純に「頑固だね」「遅いよね」でくくってしまうと、例外がバンバン目についてくる。
どう頑固なのか、どんなときに頑固になるのか、どういう理由で頑固になってるのか、
そんなところを考察してくのが大事で、これでやっと本質的なところが見えてきます。
4.例外の適用
ここまできて、「土星の減衰ってこうだよね、高揚ってこうだよね」ってのが見えてきたら、
ようやく、「でもこの人の場合は、これがあるから単純な話じゃないよね」って検討に進みます。
定義がはっきりする前に例外の理由を探しても、研究はプロジェクトとして進んでいかないと思うの。
だから個人の考察は後回し、社会的考察にできるだけ時間をかける。
あれ、1に戻った。ごめん。

土星の最低星位
土星の減衰、その2。頑固ではない
| 惑星研究・火土 | 21:50 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑
Re:
支配星を考え出すとさらに研究テーマが広がっていくし、
天王星を含めるとさらに研究テーマが広がっていく。
研究するときは、一つのテーマをずれずにぶれずに深く考察していくことが大事です。
天王星を使う人と使わない人は、
きっとそれぞれの感性があるんだろうね。
| うちゃ | 2021/12/16 20:57 | URL | ≫ EDIT