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うちゃのブログ

インド占星術の雑記帳。 「インド占星塾」の掲示板に棲息していた占星術家の、素人目線の研究結果です。学習の参考にご利用ください。

2018年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年04月

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考え続ける8室、考えをまとめる9室、その2

前回の記事で、私は「8室=考える」 → 「9室=ルールを決める」って解説をしたけど、
秀吉さんの記事にもあるように、「9室=先生が教えるルール」 ← 「8室=教えを失って自力で考える」
ってふうに理解してもかまいません。

理解の仕方は、どうでもいいの。
ハウスを単体で理解するより、
隣どおしのハウスをセットでつかんでおくと
鑑定の幅が広がるし、時刻修正しやすくなる。
人それぞれ、わかりやすいほうで違いをつかんでいけばいいと思うの。

たとえば、

9室は師匠のハウスで、決められたルールを先生から教えてもらう。
8室は支障のハウスで、自分の経験で試行錯誤して、マイルールを探し求める。

って覚え方でもいいかも。

8室に特徴のあるホロスコープと、9室に特徴のあるホロスコープを見つけて、
この2人の違いを、イメージでつかんでいくっていう覚え方もお勧めです。

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| ハウスの研究 | 00:12 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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よくない象意

占星術には、「これはBADです」っていうのがたくさんある。

でも本当に、単純に、BADなんだろうか。。。

素直じゃない私は、つい疑ってしまう。

どういう意味でBADなの?
どのくらいBADなの?
どんな人にとってBADなの?
いつBADになるんだろうか、などなど。

たとえば、8室。
「8室=悩み」って、どこの本にも書いてる。
何百、何千ものホロスコープを見てきて、
8室が悩みを生み出すハウスだということを確信しました。
そして、苦しいだけの悩みもあれば、成長していく過程での悩みもあることが見えてきた。
試行錯誤とか、探求とか、哲学的思索とか、そういうのも「悩み」の一種であることも理解できた。
すると、必ずしも「8室=BAD」じゃないってことが見えてくる。

そうやって自分の視野が広がっていくことは
占星術を学ぶ楽しみの一つでもある。

| ネットで鑑定してて | 23:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら1、クジャドーシャ

インド占星術には、初心者を怖がらせるような技法がたくさんあります。
本当に、怖いもんなのか、
これからしばらく連載で検討していきます。

インドで一番怖がられているのは、7室に火星が在住していること。
クジャドーシャと呼ばれ、結婚運が悪いと言われている。
夫に不幸をもたらすって話もあって、
嫁の貰い手がなくなるから娘のホロスコープを改ざんする親も出てくるくらい。

クジャドーシャになるの12人に1人の割合だから、
私は少なくとも100人以上のクジャドーさん達を見てきました。
経験から言わせてもらうと、結婚運が極端に悪くなるってことはないみたい。

もちろん、7室に凶星があるってことで、7室に関する運勢はダウンする。
でも、内弁慶な人がすごく多いってくらいで、
インドで言われてるほど結婚に悪影響な配置ってわけじゃなさそう。

ご安心を。

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| 用語集@怖いやつら | 23:24 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら2。ムリチュバーギャ

インド占星術の初学者が気になるのは、critical degreeのムリチュバーギャ。
この度数からプラマイ1度に惑星があると、健康面に問題を起こす引き金になります。
これを「致命的な度数」と訳してしまったから、さあ大変。
ムリチュな惑星が自分のホロスコープにあると、
もうそれだけで病気になった気分になっちゃう人がいます。

でも、ムリチュバーギャって、すべての星座に存在するものだから、
どの惑星も、15分の1の確率でムリチュバーギャになるのよね。
しかも、9つの惑星&ラグナが、それぞれムリチュにはまる可能性を持っている。
すると、これって2人に1人はムリチュ持ちになる。
(確率統計に詳しい方、計算お願いします)

実際に鑑定してみて、ムリチュバーギャは単体で病気を発症させるものではなく、
6室とか他の凶星とコンボで効果を出すもの、というのがうちゃの体感。
1つくらいあっても心配ないけど、4つも5つも持ってると
病弱だったり、とっかえひっかえいろんな病気をかかえたりする。

だから、知名度は高いけど、
言われてるほどムリチュバーギャは致命的ではありません。
ご安心を。

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| 用語集@怖いやつら | 22:39 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら3、サディ・サティ

土星は30年で1周するんだけど、
月の近くにある7年半を「サディ・サティ」(直訳すると「ざ・7年半」)と呼びます。
この時期、悪いことが起きると言われてるんだけど、
人生の4分の1は、サディ・サティなのよね。
そりゃいつかは何か、悪いことは起きるだろうて。

こんなの気にしてどうすんのさ?って思いもあるんだけど、
技法のシンプルさと、月vsサターンという構図から
サディ・サティを怖がる人はけっこう多い。


たくさん鑑定してきた経験から言わせてもらうと、
サディ・サティを抜けるときに、霧が晴れるように悩みの種がなくなるってケースはときどき見るから、
サディ・サティってのが人生に何らかの影響を与えてるのは間違いなさそう。
でも逆に、サディ・サティに入ったとたんに衝撃的に不運な人生に転落したってケースは
思いつかない。
だから、うっすらじわっと効いてくる、温湿布みたいなもんじゃないかと思うのよ。

特殊な分野で、サディ・サティの影響がはっきり出ることはあるけど、
普通に人生全般を読み取るときは、この7年半のことをあまり気に病むべきじゃないと思う。

ご安心を。

| 用語集@怖いやつら | 23:39 | comments:23 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら4、ケーマドルマ・ヨーガ

あっちこっちで「怖くないのよ」って言われまくってるヨーガの代表格が
ケーマドルマ・ヨーガ。

何度言われても、不安になる人が続出する。
どうやら、ケーマドルマ・ヨーガは、心配性になるヨーガらしい。

月が独立してるのは、自立心の表われか。
未来のトラブルに事前に対応しておこうって気持ちが
強い人が多いのかも。だからこそ将来に不安を投げかけてるというか。

私は、ケーマドルマ・ヨーガの人を鑑定するとき、
傷つきそうな言葉をできるだけ書かないようにしてます。
こっちの鑑定文を「え?やばいんですか?」的な方向で読む人が多いってことが
経験上、もうわかってるから。

本人の不安とは裏腹に、
現実に不幸な出来事が起きるかどうかは、
ケーマドルマ・ヨーガとは別問題のような気がする。
ケーマドルマが人生に不幸を呼び寄せるって印象は、まったくないのよ。


なので、

ご安心を

と、言われて安心するような人たちでも、ないのよねぇ。。。(笑)

| 用語集@怖いやつら | 23:18 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら5、ガンダーンタ

音が怖いわ、が~んだ~んたぁ~~ 

ガンダーンタとは、水の星座(蟹蠍魚)と火の星座(牡羊獅子射手)の境い目のこと。
このプラマイ1度(つまり、魚座の29度0分から牡羊座の0度59分まで)に在住する惑星は、
火と水にはさまれて、ジュッ!!ってなっちゃう。

ガーンダンタに在住すると、惑星は傷つきます。
傷ついてるっていうのは、実際に鑑定してみてそのとおりだと思うんだけど、
耳障りほど恐ろしいものではない気がする。
せいぜい、「凶星からのアスペクト半個分」くらいの傷だと考えて
鑑定すればいいんじゃないかな。

ガンダーンタってだけ悪いことが起きたっていう鑑定記事は読んだことがないから、
単体では悪さをしない(できない)レベルの凶作用なんだろうね、きっと。

だから、ご安心を。

| 用語集@怖いやつら | 20:37 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら6、ラーフ

今まで、噂ほどでもない、口ほどにもない奴らを5つ挙げてきたけど、
ここで本丸登場です。

ラーフ

こわいよ~
こいつは、インド占星術のダンジョンに巣食う、リアルに怖いやつです。
人に無理を強いる、その強烈な影響力、存在感。

ラーフについてはもう、慣れてもらうしかありません。
こんなものが存在するってことで、理解してもらうしかない。

でも、慣れてしまえば、対応していくことは十分可能です。
人の命を奪うような死神的な存在ではないから、
扱い方さえわかってしまえば、成功と幸運をもたらしてくれることもある。

ラーフを経験してきた先輩たちの体験談は
このブログにたくさん載せてあります。
 →ラーフ期の体験談
それを参考にしてみてください。みんな、乗り越えてきた道、乗り越えられた山脈です。

ご安心あれ。

| 用語集@怖いやつら | 23:41 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら7、12室

インド占星術で悪いハウスと言えば、

 ・不安定を巻き起こす3室
 ・争いと病気を呼び込む6室
 ・悩みしげな8室
 ・失うことを意味する12室

なんだけど、
初心者は、この中でも12室を怖がる人が多くて、
学習を進めるにつれて、8室を怖がる人が多くなっていく。
3室を怖がるようになったら大したもんよ。

そりゃあ、その手にあるものを奪われていくことは誰だってつらいけど、
失った後には、次の何かがやってくるんだよね。
たくさんのホロスコープを見て、それが実感できるようになってくると、
12室が中立ハウス(吉でも凶でもないハウス)って意味がわかってくる。

だから、12室を恐るるべからずってことで、

ご安心を。

| 用語集@怖いやつら | 21:09 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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インド占星術の怖いやつら8、金星の傷

金星=結婚運

と考えている素人さん、多いです。
そのため、占い師がつい「あなたの金星は傷ついてまして、」と言おうものなら、
「金星の傷」って言葉が、脳内で何年もリフレインし続けることもある。

インド占星術をちょっと勉強していけば、「恋愛/結婚」なんて
金星の象意の一つに過ぎないって思うようになる。
さらにいろんなホロスコープを見ていくと、
ちょっとやそっと金星に傷があっても、
それが恋愛運・結婚運と直結していないことがわかってくる。

でもね、世間一般ではこの考え方は通じないの。
鑑定デビューしたての皆さん、どうかご注意ください。

あと、「あなた、金星傷ついてますね」と言われた皆さん、
心まで傷つかなくてもいいからね。

ご安心を。

| 用語集@怖いやつら | 23:55 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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