2012.11.03 Sat
参考書として買うなら
「実践インド占星術」(本多信明著、説話社)
今年出版されたインド占星術関連の本って、今のところ、これだけじゃないかな。
去年出版された「インド占星術入門」の続編です。
前著「入門」を教科書とすると、
次に参考書がほしいって人のために作った本、という感じです。
厚さは2倍、知識量も2倍、表紙の色の濃さも2倍、でも値段は3倍。 ん?
量が増えたのに反比例して、書籍としてのつくりが雑になってるのが気になりました。
誤字脱字、ホロスコープの選択や記載ミスも2倍になった気がする。
「不純」を「不順」とか、スバカルタリ・ヨガをスパカルタリ・ヨガとかならいいんだけど、
K.N.ラオ氏の名前がK.Nラオになってるのは、「あら、やん脱字」って思った。
小さな脱字だけど、書籍として出版するからには、
大切な先生の名前だけは間違えてほしくないなー。

編集者や他の占星術家が、チェックにあまり時間をかけないで出版に踏み切ったのかも。
内容的には、どうも気になって困ったのが、
どこまでが古典に書いてあることで、どこまでが著者のオリジナル研究なのか、
この線引きが曖昧なこと。
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