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うちゃのブログ

インド占星術の雑記帳。 「インド占星塾」の掲示板に棲息していた占星術家の、素人目線の研究結果です。学習の参考にご利用ください。

2005年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年10月

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どんな本で

>インド占星術を勉強したいのですが、
>みなさんどの本で勉強しているのですか?
>
>初心者、中級、上級と教えてください。

私も初心者です。初心者歴5年くらいかな。

初級;
「マハリシ・ジョーティシュ」という本が
800円くらいでお手頃だったけど、今はもう売ってないらしい。
私はこの本と、魔女の家Booksの「インド占星学」が最初だった。

中級;
ラオ先生の本は中級っぽい、赤も青も。

上級;
ブリハット・サンヒター(平凡社)
すごくすばらしいことが書いてあるっぽい。しかし意味わかんない。

| 書評 | 20:41 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブリハット・サンヒター(上級向け)

す、すっげぇー。けど、わけわかんねー。
とりあえず高尚な気分を満喫しつつ転載。
過去の聖人が、占星術師のあり方をとつとつと語ってくれてます。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 
「占術大集成」ブリハット・サンヒター(矢野道雄訳)
第二章 占星術師の玉条

さてこれから「占星術師の玉条」を語ろう。

(1) それ(天体の学問)においては、占星術師とは、生まれがよく、容貌がすぐれ、身なりが質素で、嘘をつかず、嫉妬心がなく、平静で、身体の連続部がよく引き締まり、肉づきがよく、欠損がなく、手・足・爪・目・顎・歯・耳・額・眉・頭が美しく、体格がよく、深くよく通る声をもった人である。なぜなら一般によい性質と悪い性質というものは身体の外見と一致するものだからである。

(2) そのうちよい性質とは、清潔さ、器用さ、大胆さ、正しい言葉使い、頭脳の明晰さ、場所と時を知ること、心の清浄さ、人の集まりを恐れないこと、学友によって負かされず、よく勉強し、快楽にふけらず、鎮静儀礼(シャーンティ)・栄養法・悪魔祓い・沐浴法を知り、神に仕えることや誓行(ヴラタ)や断食を好み、自分の学問のすばらしさによって生じた威厳があり、天命によって起こるであろうこと[の予告]は別として、尋ねられたことのみに答え、数理天文学(ガニタ)と前兆集成(サンヒター)とホロスコープ占星術(ホーラ)に関する書物の内容を知っていることである。

(3) そのうち数理天文学に関しては、パウリシャ、ローマカ、ヴァシシュタ、スールヤ、パイターマハーの五つの天文学書における、ユガ・年・半年・季節・月・半月・昼夜・ヤーマ・ムフールタ・ナディー・ヴィナーディー・プラーナ・トゥルティの最初の部分などの時間と空間を知っている。

(4) さらに太陽月・暦月・恒星月・朔望月の四つと、閏月と欠日の生じる原因を知っている。

(5) 六十年[の木星周期]・五年[周期のユガ]・年・月・日・時間の主宰神の由来を知っている。

(6) 太陽に基づく長さなどの異同と適用と不適用の説明に長けている。

(7) 至点(アヤナ)への回帰について天文学書[の説]に相違がある場合でも、[太陽の]東西線との結合、および上昇角について直接観測したものを、[日時計の]影や水時計による観測と計算との一致によって説明するのが巧みである。

(8) また太陽などの惑星のシーグラ、マンダ、北と南の運動、高低円上の運動の原因を知っている。

(9) 日月食における、食の始めと離脱の時刻・方向・食分・食の継続時間と皆既食の時間・色・方位、さらに未来の惑星の会合と戦争を教える。

(10) 一つ一つの惑星の回転数とヨージャナ単位の軌道の大きさと、それぞれの地方の[地理的な]ヨージャナ数の違いについてよく知っている。

(11) 地球と恒星の回転や形状など、緯度、高度、日周運動圏、昼の時間の補正、宮の上昇、影、時刻の計算などに関して、空間と時間の計算に長じている。

(12) さまざまな反論、さまざまな質問を受けて生じた言葉の精髄を身につけ、磨くこと、熱すること、不屈の努力によって高度に純化された金にも比すべき学問を語る人、これが数理天文学を知る人である。


1 [学問に]関連したことを語らず、一つの質問にも答えられず、生徒のために教えないものが、どうして学問内容を知る人であると認められようか?

2 書物を間違えたり、意味を取り違えたり、計算手順を勝手に変えて行うものは、祖父のところへ行って祖母を娼婦として称賛する愚か者だ。

3 数理天文学をよく知り、陰や水時計で上昇点(ラグナ)を知り、ホロスコープ占星術の意味をしっかりさせているような教師であれば、[言葉という]妻は石女にならない。

4 人は風の力によっていつかは大海を渡って対岸に着くだろう。しかしカーラプルシャと呼ばれるこの[天文学の]大海は、聖人でないかぎり、たとえ心だけでも決して対岸へ着くことはできない。

(13) またホロスコープ占星術においては、十二宮、ホーラ、ドレシュカーナ、ナヴァーンシャ、ドヴァーダシャーンシャ、トリンシャーンシャの強弱の理解、十二位における惑星の力、時刻による力、振る舞いによる力などさまざまな力を確かめること、性質・体質。体組織・薬物・種姓・行動範囲などを自家薬籠中のものにしていること、受胎と生誕の時刻、不思議な出生の原因の説明、急死、寿命の長さ、ダシャー、アンタルダシャー、アシュタカヴァルガ、ラージャヨーガ、月の[星宿との]合、二惑星等の会合、ナーバサヨーガ等、これらの結果などの儀式の[時刻の]計算が、

(14) ヤートラー(出征占い(出生占い?))においては、ティティ、曜日、カラナ、星宿、ムフールタ、ラグナ、ヨーガ、身体の震え、夢、戦勝祈願沐浴、惑星神供養、ガナ供養、火による占い、象占い、馬占い、兵隊の話し声や振る舞いによる占い、惑星の六つの占術、鳥の吉凶の前兆、軍隊の駐屯地、火の色による占い、顧問官・スパイ・使者・森林族長をしかるべきときに用いること、敵の城塞を落とす手段などが、先生たちによって述べられている。


5 ある人の教えが、その人の教える惑星の回転数とともに、人々に行き渡っているような、頭に刻み込まれているような、心に染み込んでいるような、そのような人の教えは不毛ではない。

(15) サンヒターを完全に理解した人は天命を知る人である。

(16) その教義内容は次の通り。

(17) 省略

6 あらゆる部門と下位部門に通じ、ホロスコープ占星術と数理天文学に精通した占星術師を尊敬しないような王は破滅に至る。

7 自我意識を離れ、森で孤独な生活をしている苦行者でさえ、天体の運行によく通じた占星術師に質問する。

8 灯明のない夜の如く、太陽のない空の如く、占星術師のいない王は盲目のように道をさまよう。

9 もし占星術師がいなければ、ムフールタ・ティティ・星宿・季節・半年---これらすべてが混乱するだろう。

10 したがって、勝利・名声・富・支配権・幸福を望む王は、学識のある第一級の占星術師を召し抱えなければならない。

11 繁栄を望む王は占星術師のいない場所に住んではならない。なぜなら占星術師が目として存在するところでは災いは生じないからである。

12 占星術書を読む人は、地獄へ堕ちることはない。そして天命に思いをはせる人はブラフマーの世界で安住の地を得る。

13 書物からも、解釈からもこの[占星術の]すべてを知るアーリヤ人は、[共食の]列に連なるものにおいて最初に食するものとなり、共食仲間を清めるものとして尊敬される。

14 ギリシャ人は野蛮人であるが、彼らの間でもこの学問は正しく確立しており、彼らは聖人の如く尊敬されている。いわんや天命を知るバラモンはそうである。

15 神にとりつかれたふりをして、神像から託宣を装って予言を発するような人物にものを尋ねてはいけない。そんな男(人間)は占星術師ではない。

16 なにも知らないくせに占星術師であると広言する人は、[共食の]列に連なるものを汚し、星宿を語る悪人であると知るべきである。

17 町の入口のところにある土塊に祈願したことが、実現することがあるかもしれない。しかしそれは無知なりものの予言と同じように、真実であるかのように見えるだけだ。

18 富を与えないと命に服さず、関係のない話を好み、[この]学問の一部で自惚れているような男(人間)を王は解雇しなければならない。

19 勝利を望む王は、ホーラとガニッタとサンヒターを正しく知っている人を称賛し、召し抱えるべきである。

20 時と場所を知る一人の占星術師がなすことは、千頭の象、さらには四千頭の馬でもなし得ることではない。

21 悪い夢も、悪い想像も、悪い予感も、失敗した行いも、月と恒星との会話を聞くとすみやかに消えてしまう。

22 信頼できる占星術師が、自分の名声の拡大を願って、軍を従えた王の福利を願っているほどには、[王の]父も母の親戚も友人も、王の福利を望んでいないものである。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 

アップby samadhiさん、インド占星塾掲示板記事番号15998より

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| 書評 | 20:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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宝石療法

インド占星術では、宝石療法がよく使われてる。
私は宝石療法はよく知らないし、素人が手を出すのは危険かな、と思ってます。

自分の弱ってる惑星を強めようとしたのに、
自分を弱めてる惑星を強めたらマジヤバ。
強い惑星を強めて、強くなりすぎてコントロール不能、ってのもヤダ。
きちんと勉強するならいいけど、なんかいろいろと流派があるみたい。
身につけるときの儀礼とか、あれこれあるんだって。
とりあえず、まだまだ初心者の私は敬遠策。

ラオ先生は、宝石ではなく、ヒンドゥーの神に祈ることを勧めているそうです。
大聖者パラシャラご推薦らしいんだけど、
うーん、日本人にはついていけんわ。

| 宝石 | 18:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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